もとかんの部屋

休みの日は趣味をたのしみたい!

link type="text/css" rel="stylesheet" href="https://hatena.wackwack.net/v1.1/css/fulldisplay.min.css"/>

レーシングカート 趣味のススメ

こんばんは、もとかんです。

さて、趣味が多い私が5年前からハマってしまったのが殆どの人には馴染みのない

「レーシングカート」です。

私は、超超絶ビギナー(ホビーカーター)であり本来語るべき立場にない点について

はお許しいただきたいです。

レーシングカートの魅力はなんといっても【スリル!】

全長約1.5mの剥き出しのフレームに、わずか125㏄(Rotax Max125㏄)のエンジン

を積み出力は2ストローク 30 hp / 11.500 rpmです。(約30ps)

ストロークで30馬力程度。

「なんだたった30馬力か」とおもって甘くみてはいけない。

この30馬力は恐ろしい。車体には、余分なものは一切なく走る為だけに構成されて

いて、最高速度約100㎞オーバー(ギヤ比のセッティング次第では150㎞)

目線が低いので実際の速度の2~3倍の速度。つまり時速300㎞の世界を体感

することになるのです!

横方向に働く遠心力「G」も約3G~4GでF1とほぼ同等なんだとか。

そんなレーシングカートですが、一度体験してみれば体感速度の速さや身体に

受けるGの大きさに驚かされます。

繊細な操作と冷静かつ大胆な判断が要求される運転感覚は、まさに

ミニマム・フォーミュラーといえるものです。

このレーシングカート、れっきとしたモータースポーツフォーミュラカーにおける

F1を頂点とするピラミッドの最底辺、入門カテゴリーです。



F1をはじめとするプロドライバーにカート出身者が多いのも納得できます。

また、現役F1ドライバーでもレーシングカートをトレーニングに使用してる人は多いです。

「上位カテゴリーに上がるほど、マシンの挙動はカートに近くなってるくる」

というF1ドライバーの発言があるほどなんです。

レギュレーションによりイコールコンディションで行われるレースはマシン性能の差は

出にくく、ドライバーの腕が結果を左右する傾向が強いだけにモータースポーツとして

の原初的な魅力を色濃く残すカテゴリーでしょう。


レーシングカートの費用

レーシングカートというと、「お金がかかる」という人が大半ですね。

たしかにお金はかかります・・・

しかし、取り組む姿勢で大きくその支出額は異なってきます。

仮に、地方選手権に全戦シリーズ参戦し、結果を残そうと考えると

最低でも年間100万円以上の支出は覚悟しなければならないでしょう。

全日本日本選手権等遠征を行う人であれば、200万円~300万円程度を使う人もい

ると聞ききます。

フレームは毎年新品を購入。タイヤは毎戦新品を購入。エンジンO/Hは毎戦

もしくは2~3戦に1回といった具合です。

空冷であれば予備の複数のエンジンやキャブレターの所有も必要となります。

年間100万円以上を趣味に使うというと、現実的にそれができる人は

かなり限られてくるかもしれません。

実際、企業経営者やその子息等が多いように思えます。

一方、私のように公式戦に出ず、たまに「サーキット走行を楽しむ」人は

(ホビーカーターと言われ、時に蔑視の対象となる)であれば、支出の金額は大きく

減少できます。

走行の頻度によって異なりますが、初期投資を除けばランニングコストとしてかかるの

は以下程度です。

1.サーキット走行代 3000~6000円(半日料金/半日で体力は殆ど無くなる。)
2.ハイオクガソリン 5ℓ 約875円前後/半日走行
3.オイル    3000円~5000円/1本(1本で月2回程度の走行は可能)
4.タイヤ もらったりヤフオクで落札した中古タイヤ5000~7000円で1シーズン使用
5.パーツクリーナー、チェーンオイル等のケミカル類

 

別途メンテ代もかかりますが・・・

(変態なプライベーターならメンテも自分でするので壊れた時の

部品代だけで済むでしょう。私も、この部類です。)

一般人でも許容できる支出ではないでしょうか?というか、軽いレジャーや

外食にでかけてもこの程度の支出は発生するとおもいます。

 

一方で「初期投資」はそれなりに覚悟しなければなりません。


【初期投資費用】

シャシー新車で70万円程度(安物もある)。ボロい中古は場合によってはタダ。

(私の場合、初号機はタダでもらった不動車。)

タイヤ~新品4本で3万円程度(ドライ/ウエットはそれぞれ別)

エンジン(セル・クラッチ付)17万円~45万円(税抜)

エンジンについては、初心者には、「YAMAHAKT100SD」(セル無 押しがけ)は

避けたがいいでしょう。なぜなら、私も最初は「YAMAHAKT100SD」(セル無 押しが

け)を使ってましたが、押しがけでかかる時は一発でエンジンが始動しますが、冬など

寒い時やキャブレターのセッティングが悪い時など、一発でエンジンが始動しない

時のほうが圧倒的に多く、エンジンを始動させるだけで疲れます。

セル、クラッチ付きのほうが楽です。

工具~エアゲージ(カート専用)、コンプレッサー、ビートブレーカー、カートスタン

ド他一般的な工具多数。


装備~ヘルメット4万~15万(注:ホビーならばバイク流用で可)

ヘルメットのカスタムペイントを含めると+20万円程度

レーシンググローブ1万円程度、レーシングシューズ2万円程度

レーシングスーツ3万円~30万円程度。

※全て新品ハイエンドで揃えると160万円は必要になります。

注)レースはカテゴリーによってタイヤ、その他レーシングスーツに至るまで

レギュレーションで公認の装備が細かく決められているので

詳細はショップに聞くことがオススメです。

私は、ショップでシャシー中古35万円+中古エンジンROTAX MAX125㏄

(ロータックス・マックス)水冷エンジンを15万円で購入。

また工具も持っていない中でこれらを用意すると、工具類だけで5万円以上は軽く越え

てしまいます。

また、後述するがカートを搬送するトランスポーターも必要となります。

ホビーカーターである人の大半は「中古」でスタートさせるはずですが、シャシー

競技用車両だけに寿命が極めて短いです。故に1シーズンレースで使用したものなどは

新品の半額程度で購入可能です。

初心者が注意したいのは、安いからと言って「オークション」等で購入する事は避けた

ほうがいいです。自分でメンテできる変態もオークション等での購入は避けます。

今後続けていくためには「ショップ」との繋がりが重要であり、結果的にショップを通

さない方が後々損になるケースが多いです。また、ショップとの繋がりがあれば、困っ

た時や部品が欲しい時やメンテの時も助けてくれます。

また、ホビーカーターであれば、ショップにとっては年間の取引額は極めて低いものに

なります。

つまり収益性の低い顧客であり、レーサーと同様の待遇を求めることはお門違いと言え

るでしょう。

この点については事前に覚悟の上でショップとの関係構築を行ったほうが無難です。

ですが、一方で客である以上無駄に卑屈になる必要もないです。ショップ側としても

面倒すぎる人間以外はそれほど選んではいられないというのも正直な現状です。

また、本格的にレースをするのであれば、おそらくショップではフルサポートを行って

くれるハズです。

毎戦サーキット場でのサーキットサービス等(かなり色々な作業が無償だったりする)

が期待できます。例えば(工具を忘れたから借りるとか、タイヤ交換に必要な工具や替

え方を教えてもらったりとか。)

レンタルカートのお客さんで忙しい時は、構ってもらえませんけど・・・

 

カート時代のルイスハミルトン

 

そんなレーシングカートですが、カートの世界に足を踏み入れるのは実に簡単。

「誰もが気軽に楽しめる。しかし奥が深い」

それこそがレーシングカートの魅力と言える気がします。

 

「私は」はホビーカーター。公式戦に出るようなレーサーでは無いです。

このため、カートを語るほどの人間では無いのだですが、そんなビギナーでも一つだけ

言えることがあります。


それは・・・・

レーシングカートは頭の中が真っ白になるほど【興奮】する。です

ここまで体中の血液が沸騰するような興奮を覚える非日常的趣味は中々ないでしょう。

この興奮度合は、ある意味では「ハチロク」をも超えているといえます。

ここ最近は年に数回しか乗る機会がないですが、もっと乗れるように

時間を作りたいです。