こんばんは、もとかんです。
今朝は台風の風が強く、風の音で目が覚めてしまい
久しぶりに早起きしました。
今日も前回の続きです。
ヘッドガスケットはTRDの0.8㎜を使用。スタッドボルトにヘッドガスケットを
入れてシリンダーヘッドをブロックにゆっくり載せます。
裏表を間違えないように、ワッシャーを入れてヘッドを締めていくのですが
ヘッドの内側から外側にむかって対角にナットをトルクレンチで
3→6→8kg-mで締めていきます。
戸田レーシングさんのインナーシムキットのリフターを斜めに入れないように
注意しながら入れる。斜めに入れてしまうと、リフターの動きが渋くなります。
一応、シムは調整済み。
今回も、IN304 10.5㎜リフト、EX 288 10.5㎜リフトのカムシャフトを
使う予定でしたが、前回取り外して屋内で保管してた時に保管の仕方が
悪かったみたいで、カムシャフトに錆が発生してました。
錆びが発生してたので、とりあえず今回はノーマルのカムシャフトに変更して
ノーマルインジェクションで動かします。
カムシャフトを取り付けて、カムホルダーを
順番に取り付け均一に締め付けていきます。
一度緩めて1.3kg-mで締めなおしました。
締め付けたら、再度シックネスゲージで計測。
IN 0.20㎜、 EX 0.25㎜。
フロントカムカバーをつけるのですが、ヘッドの面研、ブロックの上面面研を
すると、カバーのボルトの穴がズレてつけにくいです。
私は、長穴にしてボルトをいれました。
戸田レーシングさんのカムスプロケット(調整式)を取り付けて5kg-mで締め付け
タイミングベルトをとりつけます。
タイミングベルトも戸田レーシングさんです。
クランクプーリーを12kg-mで締め付けて、バルブタイミングを計測するために
両面テープで全周分度器を貼り付けて、位置を知るために
針を固定して「0点」をだします。
自作した台座にダイヤルゲージを取り付けます。
ダイヤルゲージ先端も、カム山がきれいに逃げるように加工したものを
バルブの挟み角(約25度)を考え、バルブリフターの頭に立てます。
ダイヤルゲージは、10㎜ストロークでも測定はできるとおもうのですが
私は、20㎜リフトのダイヤルゲージを好んで使ってます。
10㎜リフトと比べれば、金額は高いですが、落とさない限り一生もので使用できます。
バルブタイミングの測定以外に、デフのバックラッシュ測定や
クランクシャフトの曲がり測定など広範囲に利用できることを考慮すれば
20㎜ストロークが使いやすいです。
随分前に安物の輸入品を使ったことがあるのですが、押された時よりも
ゆっくり戻る時の追従性が悪かった記憶があります。
何度もクランクシャフトを回転させ、ダイヤルゲージが正しく動くか確認します。
0.8㎜(純正より薄い)のヘッドガスケット、シリンダーヘッドの修正面研
シリンダーブロックの上部面研をしてるので
A点ーB点が接近しA点ーB点の寸法が狂って、バルブタイミングが遅れる方向に
狂います。
今回は、ノーマルのカムシャフトをつけたので、中心角はIN側111度
EX側111度になるようにA点ーB点の寸法が狂った分を調整しました。
ハイコンプ仕様の4AGの完成です。
間違えてレギュラーガソリンを入れると、ノッキングの嵐です。
1/8のディアゴスティーニで20万近く払うなら自分のAE86に投資したが
いいような気がします。20万あれば、新品でカムシャフトも買えるし。
スペアエンジンの、どノーマルエンジンに比べると良く回りトルクもあります。
あ~キャブ付けて、カムシャフト替えてもっと高回転まわしたい!
最後まで読んでいただきありがとうございます。