こんばんは、もとかんです。
今回は、ウェーバーキャブレターのオーバーホールです。
イタリア製のDCOE9 45パイです。
12年前にバラしてサンドブラストまではをかけてましたが
部品がなかなか揃わずしばらく放置してました。
少しづつでしたが、ようやく部品も揃ったので10年前からの続きです。
10年前と比べると、部品代が上がってましたが・・・
AE86は、4気筒なのでキャブレターが2個つきます。
まずは、キャブクリーナーでガソリンの通り道や
空気の通り道を念入りに掃除して詰まってないか確認しました。
パーツクリーナーも使いながら、念入りにエアーブローしました。
スロットルシャフトに付くベアリングは、新品を用意してましたが
元付いてたベアリングを洗浄してみたら、意外にもスムーズに回ったので
再使用することにしました。
キャブクリーナーの中にベアリングを入れてみると、真っ黒の黒い粒が
いっぱいでてきました。
洗った後は、シリコングリスを注入しました。
今回は、スロットルバルブと禁断のスロットルシャフトの交換をするのですが
新品のスロットルシャフトに穴あけ加工をしなければなりません。
失敗は、二回までです。
新品のスロットルシャフトは、加速ポンプのロッドを動かすレバーを固定する
2㎜の穴を開けなければなりません。スロットルバルブを水平にみて約20度の角度で。
この穴あけに泣きそうになりました。
ボール盤でも難しかったです。
ウエーバーキャブレターのオーバーホール代が高いのも納得です。
治具さえ作ればいいけど、はたしてまたシャフトに穴をあける機会があるのだろうか?
穴さえあけてしまえば、一安心です。
が、二本目は失敗しました。
角度がずれて、ポンプレバーの角度がズレてるしスロットルバルブが
全開状態になりませんでした。
ポンプのレバーの穴の位置て、ど真ん中じゃなく左右非対称なので
反対にすればもう一回穴をあけるチャンスはあるのですが・・・
めんどくさくて心が折れれたので、元のスロットルシャフトを使ってみました。
スロットルシャフトをキャブレターの本体に入れながらポンプレバーを
ロールピンで固定して加速ポンプを動かしてみると1機目と2機目の
加速ポンプのストローク量が違うし・・・ストロークの誤差が5㎜ありました。
シャフトに穴をあけなおそうか散々迷ったけど、とりあえずAE86に取り付けて
様子をみてどうするか判断することにしました。
スロットルバルブの閉じ具合もなかなか良い感じです。
スロットルバルブのネジに、ネジロック剤を塗っておかないと、走ってる時にもし緩んだら・・・エンジンがネジを吸い込んでエンジン全損です。
近いうちにこんどは、フロートの調整をしないと。