こんばんは、もとかんです。
スロットルバルブの開閉が気になっていた「キャブレターその②」
結局スロットルバルブと、スロットルシャフト・ベアリンを再度バラしてみました。
舐めてしまったスロットルバルブの27のネジは、どうにか
バイスプライヤーで強引に挟んで緩めると、なんとか緩めることができました。
スロットルシャフトを曲げたらどうしよう・・・と不安もありましたけど。
ネジロック剤で、これだけガッチリついてたら安心ですね。
とりあえず、28のスロットルバルブを2枚取り外して29のスロットルシャフトを
手で回してみると、回転に抵抗があるようで
15・16・17・18・19・20を取り外して29のシャフトを手で回してみると
それでもなんとなく、しっくりきませんでした。
「もしかしたら、シャフトが微妙に曲がってるのかな?」とおもい
一度穴あけに失敗した新品のスロットルシャフトを引っ張り出してきて
左右を逆にして、もう一度穴あけに挑戦してみました。
今度は、キャブレター本体に新品のスロットルシャフトと新品のスロットルバルブを
取り付けて固定し、ポンプレバーを適切な位置にもっていき「ここだ!」
とおもったところに、マーキングして、ドリルの歯がズレないように
ポンチでマーキングして、一気に穴をあけました。
ドキドキしながら、穴をあけたときに出た切りカスを掃除機で吸い込み
一度ボディーからスロットルバルブ、スロットルシャフトを抜いて掃除し
スロットルシャフトの回転を確認しながらスロットルバルブをとりつけてみると
随分軽くスロットルバルブが開閉できるようになり、「キャブレターその①」と
同等の軽さになりました。
妥協せずに頑張ったかいがありました。
やはりスロットルシャフトの微妙な曲がりが原因だったのかな?
スロットルバルブを取り付けて下から明るいLEDライトを照らして
スロットルボディーとスロットルバルブから光が漏れてないか確認して
とりあえず仮締め。本締めに付けるネジは今注文中です。
念のため、フロート調整も再度確認しておきました。
ガソリンの油量を調整するニードルバルブは消耗品なので
新品に交換しました。
旧タイプのイタリア製とスペイン製は、フロートは真鍮製でできてますが
旧タイプの真鍮フロートは、よく半田溶接が剥がれてガソリンが
フロート内に入ってオーバーフローを起こすので、新しいウェーバーキャブレターは
フロートがプラスチックになってます。
真鍮製のフロートもプラスチック製のフロートも、フロートのリップ部分を
曲げて調整するのですが、これもまたシビアで2機同じに揃うように
調整するのは、なかなか大変です。
これがL型6気筒だったら、もっと大変です。
でも2機ともフロートの位置が揃ったら気持ちいいですが・・・
でも実際フロート室にガソリンを溜めて油面を測ってみると
なかなか揃わないのですよね・・・
過去に油面調整で半日かかったこともあります。
今、スペイン製のウェーバーキャブレターがついてるので
特別急ぎませんが、今回オーバーホールしたウェーバーキャブレターのほうが
調子がよさそうな気がするので、早くつけてみたいです。